1997 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを用いた日本文化理解のための日米コラボレーションシステムの開発
Project/Area Number |
09680226
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Dokkyo University |
Principal Investigator |
立田 ルミ 獨協大学, 経済学部・経営学科, 教授 (10049637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富澤 儀一 東京理科大学, 理工学部, 助教授 (40084462)
中西 家栄子 獨協大学, 外国語学部, 助教授 (20217780)
大西 雅行 獨協大学, 外国語学部, 教授 (40049581)
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Keywords | コラボレーション / 日本文化教育 / インターネット / 投票システム |
Research Abstract |
本システムの設計・開発を行うに当たって、今年度は20回の研究会を行った。 以前に開発した茶道のコースウェアは教える側からの日本文化紹介が主であったが、本システムの開発に当たって研究会で何度も議論した結果、教える側からの日本文化の押し付けではないような形にすることに決定した。そこで、獨協大学学生と東京理科大学学生がもし日本文化を紹介するならどのような事を紹介したいかを調査し、それらの調査結果をまとめたものを土台としてシステム開発することにした。それと同時に、獨協大学に滞在中のエセックス大学学生に対して、自分の国に帰ったらどのように日本文化を紹介するかも日本語で書かせた。またイリノイ大学で日本文化を学んでいる学生似たいしては、どのような日本文化をもっと知りたいかを調査した。イリノイ大学に留学中の日本人学生に対しても、どのような日本文化を外国人に知らせたいかを調査した。また、日本語をこれから教えようと思っている獨協大学学生に対して、どのような日本文化を通じて日本語を教えたいかを問うた。これらの学生の意見を土台にして、各日本文化の項目について日本語と英語の両方の言語で個々にホームページに載せるとともに、それと関連する写真も載せることにした。またこれらをデータベース化して、そのトップ3位くらいについて詳しく解説を載せることにしている。またこれらのページを見た学生が、自分の意見を追加できるように設計している。この意見交換については文字情報だけでなく画像情報を、指定したアドレスに送れば管理者が新しいページを作成するように設計している。また、学生達の意見に対してはKJ法を用いてそれらをとりまとめてその結果をページに載せ、そのページを見た人はいつでも日本文化に対する意見を投票できるように工夫した。このシステムは、日本文化を勉強したいと思う学生達が、自由に議論の場に参加できるように設計した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 立田ルミ, 大西雅行他: "インターネットを用いた日本文化理解のための日本コラボレーションの開発-その1基本設計" 獨協経済. 68号(現在校正中ページ未定). (1998)
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[Publications] Rumi Tatsuta,Kimiko Ganji: "Collaborative Learning System for Japanese Culture" ED-MEDIA. 98(発表予定). (1998)
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[Publications] Rumi Tatsuta,Kimiko Ganji: "Images of Japan-Collaborative Learning System" Web-NET. 98(発表予定). (1998)
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[Publications] 立田ルミ 富澤儀一他: "日本文化理解のための日米コラボレーションシステム" PC Conference. 98(発表予定). (1998)