1999 Fiscal Year Annual Research Report
世界自然遺産における環境資産保続のための指標策定に関する研究 -森林資産について-
Project/Area Number |
09680543
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Research Institution | AKITA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
高樋 さち子 秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (00261644)
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Keywords | アジェンダ21 / 森林環境資産 / 環境政策 / 環境保全 / 環境資源勘定 / 森林ストック / 社会的最適利用 |
Research Abstract |
経済発展と環境保全を両立させることは,1992年「地球サミット」における「リオ宣言」を引用するまでもなく,地球環境政策の基本目標として世界共通に認識されている.この目標に従い,具体的にどのような目標を設定し,どのような方法でこの目標に到達するかについて緊急な課題となっている.現在,日本国内では,この環境計画の中で,森林環境資産についての目標設定とその実現可能性について総合的にシミュレーションできる部分もあると指摘できる. また,総合評価をする指標の分析ツールが未整備の状態である.そこで,この森林資産のモデル作成を構築していくことで,日本の国土をおおう各種の環境資産としての自然遺産を経済学的に評価していくための日本独自のモデル作成を進めていくことで環境への総合的評価が可能となる. 本研究は,「世界自然遺産」を環境政策の一形態として見なし,わが国においては世界自然遺産の指定地域を対象として,経済理論を含みながら不可逆性が成立する環境資産の経済モデルの構築と最適評負担についての分析を行うことである.今年度は研究の最終年度となるため成果報告書の作成をした. この成果報告書の内容については下記のとおりである.【I】理論編 と【II】応用編 の2部構成 【I】 理論編 国際環境と森林資源の社会的最適利用と公共部門の役割 I はじめに II 公共財としての森林環境資産 III 森林資源の社会的最適利用と公共部門の役割 IV 森林ストック V 公共機関の役割 【II】 応用編 国際公共財としての森林環境・経済資源統合 I はじめに II 「環境資源勘定」についての研究 III 「環境」と「経済」からの環境資産勘定体系づくり IV 環境資産の産出-環境・経済統合勘定 V 基本構造 VI 「環境」と「経済」の統合計算の問題点について
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