1998 Fiscal Year Annual Research Report
DNA修復関連蛋白質と結合する新規蛋白質XAB2の解析
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09680676
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中津 可道 大阪大学, 細胞生体工学センター, 助手 (00207820)
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Keywords | XPA / DNA修復 / 転写 / 転写共役修復 / CSA / CSB / RNAポリメラーゼII / マイクロインジェクション |
Research Abstract |
1)XAB2/XPA,XAB2/CSA,XAB2/CSB/RNAポリメラーゼII複合体の形成および機能の解析:HA-tagged CSAを発現しているCSA細胞粗抽出液を用いて坑体による免疫共沈降を行い、XAB2/CSA複合体の存在を確認した。また、抗XAB2抗体及び坑RNAポリメラーゼII抗体を用いた免疫共沈降によりHeLa細胞内におけるXAB2/RNAポリメラーゼII複合体の存在を確認した。更に、HA-taggcd XAB2の種々の欠失変異体を安定に過剰発現させた細胞を多数得て紫外線感受性を調べたところ、XAB2 C端を過剰発現させた細胞は元の細胞よりも紫外線抵抗性を示す結果を得た。2) XAB2と相互作用する蛋白質の検索:Yeast2-hybrid系を用いてXAB2と相互作用する蛋白質の検索し、RNA結合モチーフを持つ蛋白質をコードするcDNAが単離された。この遺伝子の全長cDNAを分離し解析した結果、分子量約33kDaのヘプチド・イソメラーゼであることが解った。XAB2との相互作用を詳細に検討している。3)XAB2欠損細胞の作成によるXAB2機能の解析:XAB2C端に対する抗体をマイクロインジエクトされたヒト正常細胞ではUV照射後のRNA合成の回復が阻害されるが、XAB2全領域に対する抗体をマイクロインジェクトされたヒト正常細胞では通常のRNA合成も阻害された。このことは、XAB2は転写共役修復のみならず転写そのものに関与していることを強く示唆する。抗XAB2抗体をin vitro転写系に加えたが、アデノウイルスlate promoterによる転写には影響しなかった。Gene Targeting法を用いてXAXB2遺伝子のプロモーターとエクソン1〜4を欠失したES細胞及びエクソン14に終始コドンを導入されたXAB2遺伝子をもつES細胞を作成した。XAB2欠損細胞及び個体を得るために、それぞれのES細胞を用いてキメラマウスの作製を行っている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Kobayashi T.,et al.: "Mutational analysis of a function of xepadenna pigmontosum gropA(XPA)protein instrard-specific DNA repair." Nuoleic Acids Res.26(20). 4662-4668 (1998)
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[Publications] Lehman AL,et al.: "A very large protein with diverse functional motifs is deficient rjs (runty,jerky,sterile)mice." Proc.Natl. Acod.Sci.USA. 95(16). 9436-9441 (1998)
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[Publications] Ping Y.J.,et al.: "RPA2,a gene for the 32 kDa sabarit of replication protein A on chromosome lp35-36,is not mutated in patuents with familial melaroma liked to chromasome lp36." Melanoma Res.8(1). 47-52 (1998)
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[Publications] Takeuchi S.,et al.: "Straud specificity and absence of hot spots for p53 mutations in ultrariolet B-induced skin tumors of XPA-deficient mice." Cancer Res.58(4). 641-646 (1998)