1998 Fiscal Year Annual Research Report
構造再設計技術と受動/能動混成振動制御に基づく高度振動制御戦略の構築
Project/Area Number |
09750261
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
安達 和彦 神戸大学, 工学部, 助手 (30243322)
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Keywords | 受動 / 能動混成振動制御 / 閉ループ系再設計 |
Research Abstract |
水平方向に基礎部を励振される二層構造物の制振実験を実施し,昨年度に本研究課題で数値計算シミュレーションにより確立した構造再設計技術と受動/能動混成振動制御に基づく高度振動制御戦略の有効性を実証した。 そこでは,まず,圧電素子を用いた受動型制振機構において,電気共振回路の抵抗を可変にすることで,機械式の動吸振器と同様の制振特性を実現した。また,ACサーボモータを用いたアクティブマスダンパで構成した能動型制振機構においては,フィードバック制御理論を利用した閉ループ系再設計技術を用いて, (1) 能動制御入力エネルギの最小化, を実現するとともに, (2) 受動型制振機構との紹み合わせの最適化, を実現させた。これらの成果によって,構造再設計技術(閉ループ系再設計)と受動/能動混成振動制御に基づく高度振動制御戦略を構築することができた。 本研究課題で平成10年度に得られた研究成果は,1999年8月下旬に開催されるIEEEの制御応用関連の国際会議(1999 IEEE CCA)(米国)および,同年12月中旬に開催されるアジア太平洋振動会議(シンガポール)で発表する予定である。
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