1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09750327
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
千葉 明 東京理科大学, 理工学部, 助教授 (30207287)
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Keywords | ベアリングレスモータ / 超高速ドライブ |
Research Abstract |
ベアリングレスモータは誘導機形であり、電動機側の制御として、すべり周波数制御形ベクトル制御を行っている。まず、実験的に二次抵抗変化が生じた場合、ベアリングレスモータの制御にどのような影響を及ぼすかを明らかにした。すなわち、二次抵抗設定値に大きな誤差が生じた場合、加速後十数ms後にタッチダウンしてしまう現象である。さらに、U相起磁力方向のサーチコイルの電圧を積分して得た歯部磁束波形Φとすべり周波数制御形ベクトル制御系内で発生する回転子鎖交磁束のU相巻線起磁力方向成分Ψの間に位相差を生じるというものである。 しかし、磁束検出時に半径方向の位置を検出するセンサのノイズや主軸の機械的アンバランスによって磁束Φが歪んでしまうため、過渡時に於いては定量的にその位相差を確認することは難しかった。 この問題点を解決するために、センサノイズの低減を実現すると共にデジタルシミュレーションにより誘導機モデルを作成し、磁束の位相差と振幅の変化のシミュレーションを行い加速後十数ms後に不安定となるのは磁束の方向が大きくずれることが原因であることを明らかとした。二次抵抗値を実際の値よりやや大きく設定することにより磁束方向を維持して安定に主軸を磁気力により支持することが可能であることを明らかにした。今後は、過負荷時にも安定な主軸支持を行う制御システムの構成が必要である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Akira Chiba, Tadashi Fukao: "Optimal Design of Rotor Circuits in Induction type bearingless motors" IEEE Trans.on MAG. 34・5. 2108-2110 (1998)
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[Publications] Akira Chiba et al.: "Transient Response of Revolving Magnefrc Field in Inductiontype Bearingless Monys with Secondary Resisfunce Variations" Proc of Int.Covf.on Magnetic Bearings. 461-475 (1998)
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[Publications] 吉田和久、千葉明、深尾正: "誘導機形ベアリングレスモータのギャップ磁束の挙動と半径方向位置の安定性" 電気学会回転機研究会. RM98-17. 31-36 (1998)
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[Publications] 伊藤英一、山下誠、千葉明他: "誘導機形ベアリングレスモータの半径方向力制御に最適な二次抵抗設定値" 日本機械学会第10回電磁力関連のダイナミクスシンポジウム. 98-251. 314-324 (1998)
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[Publications] 吉田和久、二宮健一、千葉明他: "誘導機形ベアリングレスモータの二次抵抗設定値と磁束振幅、位相の挙動" 平成10年電気学会全国大会. 1093. (1998)