1998 Fiscal Year Annual Research Report
転移性骨腫瘍におけるCD44バリアントフォームの遺伝子発現について
Project/Area Number |
09771118
|
Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
鷲見 大輔 藤田保健衛生大学, 医学部, 助手 (50288487)
|
Keywords | 転移性骨腫瘍 / CD44 / 接着分子 |
Research Abstract |
転移性骨腫瘍症例20例のうちRNAの抽出可能であったものは、12例であり残りの8例については、3種類のRNA抽出キットを試したが、RNAの抽出はできなかった。長期保存のものにその傾向がみられるため、保存方法に問題があったと思われる。12例ではRT-PCR、Southernをおこなったが、standard formは全例発現していた。しかし個々のサンプルで発現しているVariant formは様々で、骨転移特異的、あるいは原発腫瘍特異的なvariant formの発現はみられなった。対象群20例の末梢血中の白血球には、variant formの発現は全くみられなかった。 今回RNAの抽出できたサンプルが少なかった為、細かな検討ができなかった。抽出可能であったRNAも純度にいくらかの問題があった。 今後はサンプル数を増加して再度検討する予定である。また、各variant formに対するモノクローナル抗体を使用し、蛍光染色にてvariant formの発現、局在を確認していく方針である。
|