1997 Fiscal Year Annual Research Report
皮膚に柔軟に適合する薄型触覚変換パッドを用いる情報通信の研究
Project/Area Number |
09875093
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
津田 達 和歌山大学, システム工学部, 教授 (50243366)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤垣 元治 和歌山大学, システム工学部, 助手 (40273875)
三輪 昌史 和歌山大学, システム工学部, 助手 (40283957)
土谷 茂樹 和歌山大学, システム工学部, 助手 (30283956)
丸 典明 和歌山大学, システム工学部, 講師 (60239150)
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Keywords | 高齢化社会 / 触覚情報通信 / 触覚メディア / フレキシブル触覚パッド / 点字 |
Research Abstract |
1.人の触覚メカニズムに関する実験を行うために,市販の視覚障害者 用触覚式ディスプレイを制御するソフトウェアを製作し,任意の文字や図形パターンを数通りの方法で表示することのできる実験システムを構築した.文字はアルファベットおよび数字,図形は5×20ドットのマトリックス状のものが表示できる.表示方法は,文字の場合に書き順どおりに順次表示する方法と一度に文字パターンを表示する方法の2通り行うことができるようにした. 2.1の実験装置を用いて複数の被験者を用いて試験を行い,指先と指先以外の部位で文字認識率に違いがあるかどうかを調べた.その結果,指先以外の部位では,指先より認識率は低いが文字を認識できる可能性があることがわかった.さらに,文字パターンの表示方法で認識率に違いがあるかどうかも調べたが,明らかな違いは見られなった. 3.圧電素子を用いて2点の触覚刺激を加えることができる小型の2点式触覚変換素子およびその駆動回路を試作した.今後,この素子を用いて1のディスプレイを取り付けることのできない部位で認識率および分解能を実験により調査する予定である. 4.電気的刺激が触覚変換素子として用いることができるかどうか調べるために市販の電気的な触覚刺激装置(低周波治療器)を購入した.今後,電極部分に改良を加え,同時に加えられた複数の異なる電気的刺激を認識できるかどうかを実験により調べ,触覚変換素子として利用できるかどうかを検討する. 5.ハンドブック類を購入し,視覚・聴覚・触覚による認識メカニズムに関する調査および人の感覚と刺激に対する学習機能についての調査を行った.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] S.Tsuchitani & R.Kaneko: "Theoretical Analysis of Cantilever Motion under Electrostatic Force" Trans.IEEJ (電気学会論文誌E). Vol.118-E No.1. 6-13 (1998)
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[Publications] 津田達, 藤垣元治, 三輪昌史: "触覚を利用した情報通信の一方式" ヒューマンコミュケーショングループ大会予縞集(電子情報通信学会). (1998年3月13日発表予定).