1997 Fiscal Year Annual Research Report
顕示選好(RP)と表明選好(SP)による森林環境の経済学的評価の比較研究
Project/Area Number |
09878112
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
永田 信 東京大学, 大学院・農学生命科学・研究科, 教授 (20164436)
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Keywords | 屋久島 / 観光客数の推計 / 簡易面接アンケート / 葉書アンケート / 森林レクリェーション機能の経済評価 / 顕示選好 / 表面選好 |
Research Abstract |
本年度の研究は屋久島における観光客数の推計とデータの収集に充てられた。 屋久島は離島なので、来島者数はかなりの精度で得られると考えられる。この中の観光客率を推計し、合せて観光客数の推計を行った。具体的には、夏季に港と空港で簡易面接アンケート調査と住民への葉書アンケートを利用した。前者からは直接観光客率が計算されるが、夏季なので観光客率が高く推計される可能性が有る。後者では地元民及び帰省客の利用を訊ねたが、港・空港アンケートでの業務での来島者を合せて差し引き、観光客数を推計した。葉書アンケートの解答者は、オピニオンリーダーに偏ると考えられ、観光客率を過少に推計する傾向が考えられる。 推計された観光客率は52%から60%というものであった。
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