2009 Fiscal Year Annual Research Report
ホームステッドフォリストでの炭素固定…小規模CDM植林政策に関する研究
Project/Area Number |
09F09115
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
小池 正雄 Shinshu University, 農学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MIRAH MD Danesh 信州大学, 農学部, 外国人特別研究員
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Keywords | 気候変動 / 森林 / 小規模CDM植林 / 森林政策 / バングラデシュ |
Research Abstract |
平成21年度においては,外国人特別研究員として研究課題,ホームステッドフォリストでの炭素固定…小規模CDM植林政策に関する研究を進めるたの枠組に関して来日後直ぐに検討を行なった。その後研究を進める上での基礎的資料収集を開始し,現地における実態調査研究を企画した。同時並行的に既存資料及び自己の過去からの研究データに基づいて成果を取りまとめて,米国のエネルギー・ポリシー誌に2報を投稿した。本年に入り3月には計画に沿ってバングラデシュでの現地実態調査をバングラデシュ林野庁及びチッタゴン大学森林環境学部と協力して実施し,予定通りの研究データ収集が出来た。帰国後直ぐに収集データの分析と論文執筆を実施している。その研究成果を22年度に開催される国際学会で発表することになっている.その国際学会は,カナダのトフィーノで5月に行なわれる国際学会,7月に英国エジンバラで行なわれる国際学会,8月に韓国ソウルで行なわれる国際学会(招待講演),9月にローマで行なわれる国際学会である。平成21年度の予定に国際学会報告があったが,21年度は研究の基礎的資料収集及び分析に集中することにした結果、22年度における国際学会への参加・報告の準備と申し込み報告論文の受理に至る過程が21年度であったと言える。 当該年度における外国人特別研究員としての研究成果は米国から発行されているこの分野ではインパクトファクターが高い国際誌であるエネルギー・ポリシー誌に気候変動と森林に関わる論文を2報(1報は38巻2号に掲載済み、1報は受理され印刷中)公表しており,その他にも韓国で発行されている国際誌森林科学と技術誌に一報(5巻2号)掲載済みである。 以上の様に21年度の研究は,ほぼ予定通りに着実に実行することが出来た。
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Research Products
(3 results)