2009 Fiscal Year Annual Research Report
炭化水素資源予測のためのデータ統合と自己学習アルゴリズムの開発
Project/Area Number |
09F09233
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
渡邊 公一郎 Kyushu University, 大学院・工学研究院, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
NUREDDIN Mohamed SAADI 九州大学, 大学院・工学研究院, 外国人特別研究員
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Keywords | 炭化水素資源 / アルゴリズム / リビア / ASTER衛星画像 / リモートセンシング |
Research Abstract |
本研究は、リビア北西部のJifara平野および周辺地域を研究対象地域として、地質学的および地球物理学的データ、リモートセンシングによって得られたデータを統合することによって、これまで未発見の石油および天然ガス資源の存在を予測するための、自己学習を用いた新しいアルゴリズムを開発するために、地球化学的分析データの統合と衛星画像を処理することにより、化学的および鉱物学的な変質作用と炭化水素の微小浸出との関係を示す情報を抽出すること、データの統合技術を最大化し、炭化水素資源予測を国際的競争に耐えるものとすることを目的としている。当該年度に実施した研究内容および成果を以下にまとめる。 (1)リビア東北部Green MountainのAl Jabal al Akhdar地域とリビア北西部Ghdames盆地における地質構造抽出のために、リモートセンシングデータと地質データの事前比較を行った。 (2)2010年3月に約2週間、上記地域のフィールド調査と試料採取を行った。 (3)Ghdamas盆地とAl Jabal al Akhdar地域の重力データおよび磁気探査データを現地にて収集した。 (4)上記地域のETM+とSPOT-5データを入手し、画像処理を実施した。 (5)上記地域の炭化水素資源探査データおよび水理地質データを現地にて入手した。 (6)調査地域をカバーする地質図を現地にて入手した。 (7)以上のリモートセンシングデータと地質・地物データの統合解析について検討を行った。 (8)リビアの他の堆積盆地についての検討結果を論文にまとめ、現在投稿中である。
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Research Products
(4 results)