2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09F09240
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
中村 浩之 Gakushuin University, 理学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KIM Yongeun 学習院大学, 理学部, 外国人特別研究員
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Keywords | 炭素-窒素結合活性化 / 不斉配位子 / 不斉合成 / プロパルギルアミン |
Research Abstract |
本研究では、炭素-窒素結合活性化による高度分子変換反応の開発を目的とし、医薬中間体合成への効率的合成手法の確立を目的に研究を進めている。 具体的には、キラルアジリジンを不斉補助基とした光学活性なプロパルギルアミンをビルディングブロックとし、様々な医薬中間体のキラルなジヒドロピロール誘導体の合成への展開を検討する。さらに、銅触媒を用いてその不斉リガンドを検討し、キラルなプロパルギルアミンの触媒的不斉合成手法を確立する。平成21年度は、11月末に研究を開始したことからおよそ4カ月の研究期間はおもに文献調査と不斉配位子として用いるためのキラルBox配位子の合成を行った。ジアルキルアミンと末端アルキンの三成分連結反応によりプロパルギルアミンを合成した。プロパルギルアミンを用いて不斉アセチレン交換反応を検討したところ、アセチレン交換は進行したものの、不斉誘導は起こらなかった。22年度は、不斉配位子を検討する。
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