2009 Fiscal Year Annual Research Report
バイオマス循環のためのメタン発酵消化液の施用技術開発
Project/Area Number |
09F09333
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
飯田 訓久 Kyoto University, 農学研究科, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
RYU Chanseok 京都大学, 農学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | バイオマス / メタン発酵 / 精密農業 / リモートセンシング / 地理情報システム / 肥培管理 |
Research Abstract |
メタン発酵消化液(以下、液肥とよぶ)を施用した4つの圃場を対象として、施用時期と施用方法の違いによる、イネの生育量、コメの収量及び食味の変動を調査した。これと合わせて、幼穂分化期と出穂期にはイネのハイパースペクトル画像を撮影すると同時に、化学分析によるイネの窒素保有量を測定してPLS回帰分析でイネの窒素推定モデルを作成した。収穫直前にもハイパースペクトル画像の撮影を行い、玄米の食味推定モデルを作成した。 さらに、異なる2つの品種と肥料で栽培した任意の圃場(化学肥料18圃場と液肥圃場32圃場)に関して、肥培管理情報、収量及び食味のデータを調査収集した。収集したデータは、地理情報システム(GIS)を用いて、データベースを作成し、肥培管理法の改善による収量と食味の向上の可能性を分析した。 また、茶園での肥培管理や生育情報と茶葉の品質に関するデータの収集と共に、メタン消化液を茶園に施用するためのシステムを検討した。
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Research Products
(8 results)