2009 Fiscal Year Annual Research Report
オープンソースを用いたユビキタス空間情報処理ウェブサービスの開発
Project/Area Number |
09F09737
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
VENKATESH Raghavan Osaka City University, 大学院・創造都市研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
REALINI Eugenio 大阪市立大学, 大学院・創造都市研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | GPS / RTK / WPS / goGPS / 低コストGPS / 測位精度 / GPS測位精度 |
Research Abstract |
本研究の目的は、低コストGPS機器や無線技術により、精度の高い測位方法を開発することである。例えば、低コスト受信機によって測位された位置を修正するために、インターネット上の固定GPS基地局ネットワークの利用や、カルマンフィルタリングのような受信機の運動学を考慮するアルゴリズムを適用することによって、測位精度を改善することができる。MATLABで開発されたオープンソースソフトウェアのgoGPSは、固定GPS基地局ネットワークを利用し、信号精度に従って衛星に重みを設定する。低コストGPS機器に存在する性能制限を補うために、特別に改良したカルマンフィルターを利用することで、低コストGPSによる測位精度を改善した。 初年度研究成果の要約 ・複数のテストを異なるGPS受信機で行い、精度を検証した。 (通常、精度は2~10メートルの範囲で、空の視界度とGPSアンテナ品質に依存する。) ・固定GPS基地局ネットワークを使用して、goGPS MATLABコードの実験を行った。これらの実験は、処理速度、頑健性、ソフトウェア有用性など、全体的なコードの改良につながった。また、GUIを開発した。最新バージョンはSourceforge.netで公開した。また、開発者とユーザー間で簡単にコミュニケーションできるように、フォーラム、メーリングリスト、IRCチャンネルと一緒に専用のウェブサイトを作成した(www.gogps-project.org)。 ・新しい測位アルゴリズムを開発し、現地で集められたデータを使って実験を行った。低コストGPSを用いたgoGPSの精度は、~50cmまで改良された。 ・goGPSのリモート処理(サーバー側)のテストを行うため、サーバー機を構築し、LANあるいはモバイルインターネットで接続されているクライアント機(ノートPC)を使用した。
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Research Products
(7 results)