2009 Fiscal Year Annual Research Report
日本の男女共同センターや女性センターを中心とした女性運動の成果についての研究
Project/Area Number |
09F09751
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山本 Beverley Anne Osaka University, 人間科学研究科, 講師
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DALES Laura 大阪大学, 人間科学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | ジェンダ / 社会変化 / 結婚 / 主体性 / おひとりきま / 社会学 / 人類学 |
Research Abstract |
Laura Dalesはこの8ヶ月余りの間に非常に活動的に研究を行った。代表者である私、山本ベバリーアンと研究計画を立て、詳細なインタビュー調査を開始した。これまでいわゆる「キャリアウーマン」や「おひとりさま」の女性を中心とした11人のインタビュー調査を東京、関西地方、北九州で実施している。男女共同参画政策は「結婚し子育てをする働く女性」を前提として作られている面が強いが、現実の女性の社会的様相はより多様化していることは明らかであり、本インタビュー調査によって多くの重要な情報や資料を得ることが期待される。また加えてキーワードとして「おひとりさま」、「婚活」などについて日本語の資料を中心とした文献調査も行った。インタビュー対象者の特定のためLaura Dalesは、いくつかの女性を対象としたイベントに参加した。さらに代表者とともに大阪、北九州と福岡にある私立、県立と府立の男女共同参画センターの訪問した。その際、館長およびスタッフにインタビュー調査を行った。これらの活動によって男女共同参画推進に関わる実情、企画、運営などについての情報を収集することができた。二つのセンターでは依頼により講演も行った。北九州男女共同参画センタームーブで行った講演の一部についてはJ-Com九州で5回ほど放送された。共同研究としては、非常に効率的な関係がこの科学研究費によって可能となった。来年度はさらにこの研究を発展させ、結果をまとめ報告書として出版することを目指す。
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Research Products
(2 results)