2010 Fiscal Year Annual Research Report
IPCCにおける評価手法に基づいた森林の減少・劣化による二酸化炭素排出量評価
Project/Area Number |
09F09776
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
磯崎 博司 上智大学, 大学院・地球環境学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LU Heli 上智大学, 地球環境学研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | IPCC / 衛星画像 / REDD / 二酸化炭素 / インドネシア |
Research Abstract |
第2年度は、前年度の分析結果を国内会議および国際会議において報告するとともに、国際雑誌の投稿論文として取りまとめた。具体的な分析結果としては、ランドサットTMのような高解像度の衛星映像とNDVIの組み合わせは、熱帯地域での、確実な森林破壊の監視を支援するのに適切であることが判明した。 また、モデル開発については、さまざまな土地利用区域において、消失することとなる森林を見つけ出すため、また、森林消失の危険性の高い区域、中程度の区域、低い区域をそれぞれ識別するために、森林減少予測モデルの開発を行った。そのモデルは、複雑な現実を単純化してしまうという問題点を有しているものの、炭素放出、生態系サービスおよび社会・経済的側面のそれぞれに対するREDDによる影響を評価するという本研究の目標にはふさわしいものと考えられる。そのモデルに基づき、BAUシナリオ、経済発展シナリオおよびREDDシナリオという3つのシナリオを用いて検証と測定を行った。 国内外の会合に参加したが、特に、2010年10月に韓国・インチョンで開かれた国際会議において途中経過および成果を公表した。
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Research Products
(1 results)