2009 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル都市のスケール則:新たな都市地理学の定義に向けて
Project/Area Number |
09F09788
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大西 隆 The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DOLL C.N. 東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
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Keywords | 都市化 / リモートセンシング / 地理情報システム / グローバル / スケーリング |
Research Abstract |
研究活動:2009年11月、受け入れ研究機関である東京大学で最初の発表を行った。中旬には、国立環境研究所(NIES)開催の「都市とカーボンマネージメント」国際シンポジウムに参加、後日、事務局長と研究についての意見交換を行った。また、国連大学高等研究所のニューフェローシッププレゼンテーションで発表を行った。 2010年1月、東京大学で第2回の発表を行った。このセミナーでは、以前世界銀行データをもとに構成した大気汚染(PM10)の空間的明示データセットの作成と分析の概要について説明した。このデータセットは、現在都市における大気環境情報を集めた他のデータセットと共に使用される予定である。 中国南部の台風活動が経済に及ぼす影響について、京都大学との共同研究も話し合われた。この研究には、空間的なデータセットのための外部ディスクドライブ装置と外部モニターが必要となる。 論文:持続可能性における人口の役割についての論説が国連大学ウェブマガジンに掲載された。その他、2010年4月のアメリカ地理学者協会(AAG)年次会(ワシントンDC、米国)、10月の都市グローバル環境変化についての会議(アリゾナ州、米国)にも参加を予定しており、要約論文も提出されている。また、2010年10月に名古屋で開催される生物多様性会議に向けて、政策レポートの作成準備も進められている。 設備準備:データ分析・調査研究のためのノートパソコン、英語仕様のMSオフィスソフト、ArcGISソフトなどを購入。これらのソフト購入により、1992年-2008年の夜間ライト衛星画像の拡張時系列の公開が可能となり、これらのデータは更なる分析のためのGISに処理・取り込まれ、他都市レベル統計データが集まった。集まった統計データは既存のデータや結果の比較も可能となった。他のエリアについても文献調査とデータ収集を予定している。
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Research Products
(4 results)