2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09F09814
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
屋嘉 宗彦 法政大学, 法学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
JUSTER JeanCharles 法政大学, 沖縄文化研究所, 外国人特別研究員
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Keywords | 沖縄 / 民俗芸能 / 舞踊学 / 村踊り / 字 / 民俗学 / 経済 / 現在社会 |
Research Abstract |
研究代表者は法政大学沖縄文化研究所所長の屋嘉宗彦教授である。2008・2009年にすでに沖縄で研究を進めていたので、屋嘉所長にお目にかかって、自らの研究を紹介して研究所に申し込みをした。法政大学沖縄文化研究所は日本国に始めて出来た沖縄研究所で、沖縄学の中心である。欧州の研究員として、その研究所で研究が出来るのは最善なことである。 私の研究分野は民俗芸能で、今回の研究のテーマに関して、沖縄の地方、特に北部にある恩納村、名護市そして今帰仁でフィールドワークを行った。また、沖縄の芸能文化の全体を把握するために、宮古島、八重山と渡嘉敷島にもフィールドワークに行った。そこでは、旧暦の秋の穀物の収穫の時、神々に感謝を表現する村人は拝みをして、遊びを上演する。 これは集落の活動の中最強の一つの行事である。確かに共同地の全グループは青年会、婦人会、老人会、成人会が舞台に上がって、踊りを踊ったり、演技をしたり、歌を歌ったりするのが素人である彼らには特別で繊細な技がひつようである。この芸能は単なる遊びではなく、神々に奉納するものだから、動き・言葉・衣装が準備され最大の練習が行われる。 研究の中心は沖縄本島の豊年祭で、以上の名護市、恩納村、宜野座村の歴史、資料を調べた。これをすると、各集落の住民の歩み、経済を理解して、包括的なイメージができた。 そして、平成22年の豊年祭には、名護市の字田井良、宮里、中山、仲尾次、真喜屋、屋部、喜瀬、数久田に行った。恩納村の字瀬良垣、名嘉真、恩納にも行った。そして、宜野座村の字宜野座、松田、漢名にも行った。 すべての豊年踊りのヴィデオを撮ったから、映像データ・ベースを制作した。これに基づいて沖縄の豊年踊りを分類したり、分析したりするつもりである。 また、フィールドワークの大きい部分が研究補助金で出来たことを強調しておきたい。渡嘉敷島にせよ、先島にせよ遠くて宿泊が高い場所であるが、補助金がなければ、このプロジェクトはできないと思う。 日本学術振興会の特別研究員のプログラムの研究補助金は研究者にとても重要な要素だといえる。
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Research Products
(2 results)