2010 Fiscal Year Annual Research Report
多波長面発光レーザアレイと中空光導波路に基づく光ICの研究
Project/Area Number |
09J02377
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
今村 明博 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Keywords | 多波長面発光レーザアレイ / 中空光導波路 |
Research Abstract |
本研究では短距離光通信におけるテラビット級WDM用光源の実現を目指し,面発光レーザアレイと中空光導波路回路を基盤とした光ICの実現を目標としている.今年度はテーパ中空光導波路による合波回路の拡張性について検討を行った.構造は光合波回路は上部反射鏡および面発光レーザのP型電極となる金を反射鏡としたテーパ中空光導波路である.この中空コア内に面発光レーザを配置することで,基板の垂直方向に出射された面発光レーザの出力光を多重反射により,基板の水平方向に変換させる.今回,4チャネル面発光レーザアレイをマルチモードファイバに対し横方向に20μmずつずらし3列の多重配列を想定し合波実験を行った.各素子の発振波長は駆動電流により制御しており,過剰損失は4dB~11dBという結果となった.また,20μmずらしたときの過剰損失の増加は2dB以下であり,12チャネルの多波長合波の可能性が得られた.次に光線追跡により3列配列したときの合波可能なチャネル数の検討を行った.3dBを許容し,N×Nのアレイを仮定した場合3列配列することで50チャネル以上の多波長合波の可能性が得られた.また,挿入損失については中空導波路の反射率を98%程度まで向上することで,3dB以下に低減することも可能である.
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Research Products
(4 results)