2009 Fiscal Year Annual Research Report
賃金構造とインセンティブの諸理論に関する実証的研究
Project/Area Number |
09J03653
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
参鍋 篤司 Kobe University, 経済学研究科, 特別研究員(PD)
|
Keywords | 成果主義 / アンケート調査 / 経済実験 |
Research Abstract |
従業員個人、又は(人事部を中心とした)企業を対象としたアンケート調査、及び聞き取り調査を行い、成果主義賃金制度が何故導入されたか、そして具体的にどのように制度設計が為されているのか、そして従業員はそれをどのように認知し、行動しているのかについて、実証的に検討するためのデータ・セットの構築を行うための準備・文献精査を行った。 一年目はまず、玄田・神林・篠崎(2001)、大竹・唐渡(2003)等に基づき、質問内容を拡張する。 本年は、以上の質問票を書くことを行った。また、それと同時に、次年度及び次々年度において実施する予定である、経済実験と整合的な質問となるよう、注意を払っている。労働経済学において、アンケート質問調査と経済実験は今まで切り離された状況で行われてきたが、今回の研究計画ではそれらを統合した状況で実施する予定である。そして現在、具体的に質問票の設計を実施し、調査結果を取りまとめている。また、企業人事部に対して、聞き取り調査を行うことを計画している。これらの調査により得られた結果を基に、補足的な質問票調査を行う。そして最終的には、得られたデータ・セットに基づき、検討すべき課題について計量経済学的な分析を行う予定となっている。 また、補足的に、高齢都よびベンチャー企業における労働経済学的研究も行った.
|
Research Products
(4 results)