2010 Fiscal Year Annual Research Report
多種類の不確定性を含む環境下でのVaR基準による二段階意思決定モデル
Project/Area Number |
09J06866
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
王 曙明 早稲田大学, 情報生産システム研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | Two stage model / fuzzy stochastic programming / Value at Risk (VaR) / Facility-location / real-life case study |
Research Abstract |
平成22年度(平成22年4月1日-平成23年3月31日)には、現在までに構築したモデル(VaR基準に基づく二段階ファジィ確率プログラミング)の実応用に焦点を当てた研究を行った。ここでは台湾における食品配送センタ位置決定の実際の問題を解決できた。詳細は次のとおりである。 分析で用いるファジィ値について、一連の質問に関するアンケート調査を台北市内の各種顧客群に対して実施した。さらに、設立可能である種々の場所での各配送センタの設置費用、運営費用および配送費用に関する固定費と変動費を、関係する台湾の専門家から収集した。 (1)上記データを得た後、われわれのモデルを適用し、新しい食品配送センタの設立可能な種々の場所の中から最も良い解(配送センタの場所)を決定した。 (2)さらに、得られた解結果と実際の環境とに基づいてわれわれのモデルの性能分析と評価を行った。 実問題での分析結果は、提案しているVaRモデルが現実の応用問題を効果的に扱うことが可能であることを示した。 本年度において、国際学会誌に3論文をまた国際会議に2論文を公表した。さらに当初予定した研究目標を成功裏に達成できたことを報告する。
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Research Products
(5 results)