2009 Fiscal Year Annual Research Report
植物が独自に進化させたエンドサイトーシス分子機構の解明
Project/Area Number |
09J08768
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
砂田 麻里子 The University of Tokyo, 大学院・理学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 細胞内輸送 / Rab GTPase |
Research Abstract |
弱いアリルであるvps9a-2をEMS処理しエンハンサー、サプレッサーの探索を行う予定であったが、うまく行かずに停滞している。そのため、VPS9a-GFPを発現する植物を用いてIPをし、奈良先端大学植物ユニットの深尾助教にMS解析をお願いした。こちらも思うような結果は得られていないが、VPS9aのC末端側を欠損したVPS9aS304*-GFPを発現する植物も作製したので、こちらも同様の実験を行って相互作用因子を同定し、全長と比較して解析していく予定てなある。 このVPS9aS304*-GFPの細胞内局在を観察すると、葉肉細胞に巨大なオルガネラのような構造物が観察された。現在オルガネラマーカーとかけあわせて解析している。また、この植物体ではエンドザイトーシスの遅延を示唆する結果も観察されている。D185A、Y225AのGFP融合タンパク質についても現在作製中である。 培養細胞を用いたTransient Assayで、VPS9a-GFPはサイトゾルに拡散してしまう。しかし、C末端を欠いたS304*-GFPでは若干エンドソーム様のドットに局在しやすくなる様子が観察された。定量して確認していく予定である。 また、近年動物のRab5 GFPが他のRabと相互作用するという報告がなされているため、VPS9aについてもいくつか他のRabとの相互作用についてyeast two hybridを用いて検証したが、現在のところ他のRabとの相互作用は観察されていない。
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Research Products
(1 results)