2010 Fiscal Year Annual Research Report
高分解能局所スペクトロスコピーMRIを用いた固体高分子形燃料電池の劣化機構解明
Project/Area Number |
09J08846
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
沈 宰暎 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 特別研究員(PD)
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Keywords | 固体高分子形燃料電池 / 電解質膜 / 高分解能MRI計測 / 水分輸送 / 薄膜 / 高温・高加湿 |
Research Abstract |
固体高分子形燃料電池(PEFC)は高効率,低温作動なとの特徴から自動車用や家族用分散型用の電源としての利用が期待されている.その実用化へ向けては高温,低加湿,高電流密度でのPEFCの水分管理が極めて重要であり,PEFCC水分輸送現象の基礎的解明が必要不可欠である.そこで,本研究では,高分解能MRI計測を構築・開発し電解質膜内の水分分布計測を行い電解質膜内の水分輸送現象の解明を進めた. 以前までのMRI計測は膜空間分解能が低く現在使用されている薄い膜内の水分分布を計測するには困難であり薄い膜内の水分輸送現象は明らかになっていない.そこで,本研究では,薄い膜内の水分分布計測が可能な高分解能MRIシステムを構築・計測法を開発し薄い膜(例:厚約50μm)内の水分分布の計測し水分輸送現象を解明した. 昨年度確立した空間高分解能MRI計測方法を用いてPEFCの実際運転条件である高温・高加湿条件で薄い電解質膜内の水分分布の計測を行った.しかしながら,高温・高加湿条件下での昨年開発したMRI計測方法では困難であることが確認できた.それで,本年度は新たなMRI計測方法の開発に取り組んでいた.新たなMRI計測方法を用いて現在高温・高加湿条件下実験をおこなっている.
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Research Products
(1 results)