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2009 Fiscal Year Annual Research Report

ポリコーム群タンパク質による神経系前駆細胞の発生時期依存的な運命制御機構の解析

Research Project

Project/Area Number 09J09467
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

鈴木 菜央  The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 特別研究員(DC1)

Keywordsポリコーム(PcG) / 神経系前駆細胞 / ニューロンサブタイプ / 運命転換 / 大脳新皮質発生
Research Abstract

私はこれまでの研究において、ポリコーム(PcG)が転写因子Fezf2の転写を直接抑制することで神経系前駆細胞の5層CTIP2陽性ニューロン産生期間の終了に重要な役割を果たす可能性を見いだした。しかし、これまでの研究では5層CTIP2陽性ニューロンにしか着目しておらず、5層産生期から4層産生期への転換にPcGが関与していることを示すためには、PcG構成因子の欠損により4層ニューロン産生時期の開始が遅れているかを検討する必要があった。そこで、2/3,4層ニューロンのマーカーとして用いられるCUX1に対する抗体を用いて免疫組織染色を行ったところ、PcG欠損マウス大脳新皮質に置いて野生型と比較してCUX1陽性ニューロンの数が減少するという結果を得た。このことは、PcGが5層ニューロン産生から4層ニューロン産生への運命転換に必要であることを示唆する。また、一方で、5層ニューロンの中に置いても様々なサブタイプが存在する。そこで、現在は、CTIP2陽性ニューロン以外のニューロンもPcGが産生のタイミングを制御しているのかどうかを検討している。また、今後は、PcG欠損マウス大脳新皮質で、野生型に比較して数が増加したCTIP2陽性ニューロンが、本当に生理的な機能を持ち合わせたニューロンであるかどうかを検討するつもりである。そのために、ニューロンの軸先が本来のCTIP2陽性ニューロンと同様に脊髄まで投射しているかどうかを、レトログレードラベルを行い調べる予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009 Other

All Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] ポリコーム群タンパク質複合体による神経系前駆細胞の発生時期依存的な運命制御機構の解2009

    • Author(s)
      鈴木菜央
    • Organizer
      頭部形成研究会
    • Place of Presentation
      修善寺
    • Year and Date
      2009-11-16
  • [Remarks]

    • URL

      http://www.iam.u-tokyo.ac.jp/celltech/

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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