1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10041006
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | Field Research |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石井 規衛 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (20168173)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ADIBEKOU Gra ロシア現代史資料保管研究センター, 研究員
水野 直樹 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (40181903)
横手 慎二 慶應大学, 法学部, 教授 (00220559)
富田 武 成蹊大学, 法学部, 教授 (10207607)
和田 春樹 東京大学, 名誉教授 (30013006)
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Keywords | 日露関係 / コミンテルン / 日本共産党 / 朝鮮共産党 |
Research Abstract |
本研究の目的は、モスクワのロシア現代史資料保管研究センター(旧ソ連共産党文書館)に所蔵されており、あらたに閲覧が可能となったソ連共産党政治局とコミンテルンの日本共産党、朝鮮共産党文書を網羅的に調査することである。本年度は現地研究者に第一次目録を作成してもらい、8月に1名、9月に4名が現地調査をおこない、重要文書を選別して、複写を申請し、送付された資料を分担研究した。 政治局文書は1922年より1933年までの公開分の点検を終えた。1934年より43年までの非公開分についてはロシア側の研究分担者が点検し、その結果を待って、文書の公開請求を行う。コミンテルン文書については、日本共産党文書(フォンド495,目録127)の617ファイルのうち、115ファイル、日本委員会文書(目録59)の9ファイルのうち、4ファイルなどを閲覧した。朝鮮共産党にかんしては、朝鮮共産党文書(目録135,136)の247ファイルのうち50ファイルを閲覧した。 入手した資料を読み、次年度の調査のためのさらなる戦略をたてた。コミンテルン書記局文書、クーシネン文書、片山潜文書、東洋委員会文書などに検討を広げる必要がある。なお日本と朝鮮を同じウエイトで調査することは不可能であるので、日本を主、朝鮮を従とすることとした。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 石井規衛: "スターリンズムの光と影-ソ連文明とは何か" 慶應大学経済学部編『〓共生空間』. (1999)
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[Publications] 富田 武: "中国国民革命とモスクワ1924-27年-ロシア公文書館史料を手がかりに" 成蹊法学. 49. (1999)
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[Publications] 横手慎二: "ロシアの国境観の歴史的検討" 伊東孝久他編『ホロストン冷戦時代のロシア外交』. 69-125 (1999)
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[Publications] 水野直樹: "金日成と在満韓人祖国交復会・「朝鮮人民革命軍」" 思想. (1999)
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[Publications] 和田春樹: "北方領土問題-歴史と未来" 朝日新聞社, 396 (1999)