1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10045029
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Section | University-to-University Cooperative Research |
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
和田 眞 徳島大学, 総合科学部, 教授 (10016173)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SMITH Keith ウェールズ大学, 理学部, 教授
三好 徳和 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (40219829)
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Keywords | ビスマス化合物 / スズ化合物 / アリル化反応 / 含水溶媒中 / 水中 / リグナン類 / グリーン化学 |
Research Abstract |
連合王国Wales大学Swanseaと徳島大学との大学間協力研究を推進した。ただし、交付金額の関係上、招聘1名と派遣1名を実施した。すなわち、新規有機合成法の開発および応用として医薬品などの有用化学物質の合成法を目指して、相互に学術交流を行った。具体的には、平成10年11月和田(徳島大学)が連合王国Wales大学swanseaを訪問し、ビスマスやスズ化合物を用いる、含水溶媒中や水中で進行するアルデヒドのアリル化反応の開発と応用について講演を行い、その後研究分担者らと有用化合物の合成を目指して議論を行った。和田らは含水溶媒中や水中でも比較的安定なアリル化試薬を開発して、カルボキシル基やヒドロキシル基を保護することなく、カルボニル基のアリル化反応が容易に進行することを見い出した。また、平成11年1月にR.S.Ward(連合王国Wales大学Swansea)を招聘し、講演会を開催した。wardらは抗癌作用などの薬理作用を有するリグナン類の簡便な合成法を見い出したが、さらに工業的な合成法を目指して、和田らの見い出したアリル化反応を適用できるかどうかについてその可能性について検討した。 また、昨今の環境問題を考えると、これからの有機合成反応の開発は環境に調和させることが必要であり、グリーン化学が益々重要になるとの意見で一致した。この環境調和・適応型有機合成反応の開発についても共同研究を開始することとした。
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Research Products
(1 results)