1998 Fiscal Year Annual Research Report
「ポストドクター等一万人支援計画」達成後の若手研究者の養成・確保に関する調査研究
Project/Area Number |
10400009
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
枝川 明敬 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (60272283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 裕美子 国立学校財務センター, 特別研究員
山本 眞一 筑波大学, 教育学系, 教授 (10220469)
小林 信一 電気通信大学, 大学院・システム学研究科, 助教授 (90186742)
柿沼 澄男 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (80290881)
加藤 毅 筑波大学, 社会工学系, 講師 (10233800)
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Keywords | ポストドクター / 若手研究者 / 学術研究 / 養成 / 量的・質的整備 / 研究者需給 / 特別研究員 / キャリアパス |
Research Abstract |
学術研究の総合的推進のための重要な柱の1つである若手研究者の養成に関しては平成8年7月の科学技術基本計画における「ポストドクター等1万人支援計画」の閣議決定以降,着実に各省庁で施策の充実が図られており,平成12年度には1万人に達する見込みである. このため,この計画による若手研究者の養成の実績やその後の活動状況を検証し,大学院の拡充計画をも視野に入れた今後の長期的展望に立った量的・質的側面の両面を考慮した新たな若手研究者の育成・確保の在り方について研究を行った. 本年度においては, 以下の項目について調査・分析を行った. 1) 日本学術振興会特別研究員制度等の実態と効果に関する調査・分析 2) 将来の研究者需要に関する調査・分析 より具体的には,l)については対象者数5,500名の特別研究員(91年度から96年度に学術振興会特別研究員であった者)に対し,現在の研究環境を始め,当該人の処遇や勤務先・職階・キャリアパスについてアンケート調査を行った.その結果,約2/3から回答があり,現在の研究者としてのキャリアパスに少なからず特別研究員の経歴が役立っていることが知れた.一方,2)については,博士課程修了者等を雇用することが予想される企業に2,500余社に対しアンケート調査を行った.その結果,以前行った調査(「大学院の量的整備に関する調査研究」l,998)において予想された研究者需給見込みを大幅に変更する必要はなく,その後の経済状況を勘案しても一部に需給バランスが崩れることがあるもののおおよそ釣り合っていることが知れた.
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