1998 Fiscal Year Annual Research Report
UMAP(アジア太平洋大学支流機構)による留学生支流の質的改善方策に関する研究-大学における単位互換スキームの開発を中心として-
Project/Area Number |
10400014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
中嶋 嶺雄 東京外国語大学, 学長 (80014447)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 泰司 広島大学, 留学生センター, 助教授 (40304456)
二宮 皓 広島大学, 教育大学, 教授 (70000031)
桂 幸昭 琉球大学, 学長 (30044986)
水岡 不二雄 一橋大学, 経済学部, 教授 (30199989)
猪口 孝 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (30053698)
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Keywords | 高等教育 / 留学生 / 大学間支流 / UMAP / 単位互換 / 国際化 / アジア・太平洋 |
Research Abstract |
1. UMAP域内の各国の留学生交流政策・制度・実態に関する調査研究 1) 文献を中心として各国政府の留学生交流政策(学生の派遣政策と留学生の受け入れ政策)、特に「短期留学推進施策」の有無、内容、制度、問題点などについて調査し、政策上の短期留学交流の阻害要因を解明することを試みた。 2) 各国政府へのアンケート調査や文献調査など、各国の留学生交流に関する調査を通じて、「短期留学」の実態を明らかにするとともに、その発展を阻害する社会的文化的制度的要因を解明することを試みた。 3) 留学交流を阻害する問題の改善施策に関する研究を行った。 4) 各国の大学の教育課程(シラバス・便覧)を収集・分析し、各国の教育課程の同等性の可能性について対照表を作成するなど実証的な調査研究を行うとともに、そのために必要なデータベースを作成した。政治学、経済学、工学、理学、教育学を事例として取り上げ、データベースを準備を行った。その際、事例としては、政治学、経済学、工学、理学、教育学分野を取り上げた。 2. 大学単位互換スキームの開発的基礎的研究 1) 文献資料及びアンケート調査を通じ、各国の大学の卒業・修了要件と単位制度に関する基礎的調査を行うとともに、国及び大学における「単位互換」に関する施策・方針及び実際の単位互換のプロセスを調査研究し、「大学単位互換スキーム」の開発に必要な基礎的資料の整備を行った。 2) 各国の政府及び大学関係者(大学の連合体など)に対して、UMAP域内において利用できる「大学単位互換スキーム」(モデル)開発に必要で十分な条件について意見交換をし、モデル開発に必要な基本的条件を解明することを試みた。 3) 日本の大学関係者を対象として、面接調査やアンケート調査といった手法を用いて、外国で取得された単位の互換に伴う諸問題に関する調査を実施し、わが国の大学における「大学単位互換スキーム」(モデル)の開発の必要性と要件を解明することを試みた。
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