1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10555339
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
鈴木 和夫 横浜国立大学, 工学部, 教授 (80111699)
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Keywords | WIG / パネル法 / 非線形計画法 / 最適翼型 |
Research Abstract |
高速海上輸送についての関心が高まり、各方面で高速船あるいは高速艇に関する研究が実施され様々なコンセプトが提唱されている。その中でWIG(Wing In Ground effect)すなわち地面効果翼を用いた高速海上輸送システムが我国でも注目されるようになってきた。本研究は、空中に適当な曲面をもつWIGを仮定してこの流体力学的特性を揚力体理論で表現し、非線形計画法を応用することにより適当な制約条件の下にある流体力学的特性を最適化するという方法により、高速WIGの表面形状を生成するシミュレータを計算機上に実現しようとするものである。揚力体理論と非線形計画法を組み合わせた手法によりWIGの表面形状を生成しようとするというアイデアについては初めての試みである。 本年度の研究としては、前年度までに筆者の研究室で検討されてきた手法に基づき、まず2次元揚力体理論によりWIG最適翼型を生成するシミュレータを開発し、基礎的な問題点について検討した。またWIGに要求される性能に関する最適化のための目的関数および制約条件について検討し、数種の設定問題に対して最適形状を生成するシミュレータについてもさらに検討を加えた。引き続きタンデムWIG翼型についての流体力学的性能を評価するコードを開発し、現有小型風洞におけるタンデムWIGの実験手法について検討し先のコードによる数値計算結果と比較検討を行った。これらの研究と並行して、3次元WIGの流体力学的性能を評価する3次元揚力体理論に基づく計算コードを様々なWIG形状に適用できるように拡張する作業も進めた。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 鈴木和夫、松本慎也、新郷将司、和気千大: "2次元WIGのポテンシャル理論に基づく翼型最適化" 関西造船協会誌. 第229号. 1-11 (1998)
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[Publications] 鈴木和夫、松本慎也: "Studies on Inverse and Optimization Problems of Two Dimensional Wing Section Based on Panel Method" Proceedings of OC'98. 485-498 (1998)