2000 Fiscal Year Annual Research Report
赤外線光空間伝送LANでの外国語(英語)教育・学習システムの開発研究
Project/Area Number |
10558016
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
中西 達也 山形大学, 教育学部, 助教授 (10217771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
冨田 かおる 山形大学, 人文学部, 助教授 (00227620)
中山 和男 山形大学, 教育学部, 助教授 (10180431)
山口 常夫 山形大学, 教育学部, 教授 (80146745)
平山 正博 (株)エルテル, 研究開発室, 室長(研究職)
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Keywords | 外国語教育 / LLシステム / LAN / 赤外線 / 空間伝送 |
Research Abstract |
本研究の目的は次の通りである。 1.赤外線光空間伝送LANを用いることにより,教授者及び学習者が赤外線空間伝送のサービスエリア内に入るだけで,1人からn人までの任意なグルービングが可能な形でマルチメディアを活用できる,英語教育・学習システムを構築する。 2.授業を代表者及び分担者におけるそれぞれの専門分野の手法に基づき解析する。解析結果は検証実験,実証実験へとつなげ,新しい英語教育・学習システムの実現を確固たるものにする。 3.赤外線光空間伝送LAN上での授業例の提示を行う。 4.赤外線光空間伝送LANの教育環境との融合性に関する考察を行う。 そして,本年度の研究計画は,構築された英語教育・学習システムの実験システム上で,授業例の提示について考察すること及び赤外線光空間伝送LANの教育環境との融合性に関する考察を行うことであった。実験システムが有する機能で双方向の通信は可能であったが,例えばインターネット上で既に普通になりつつあるマルチメディアのコンテンツにスピードの面で対応が難しい。これは,想像を超えたコンピュータ及びその周辺機器・技術の進歩の速さ・価格の低下で,研究当初予想した環境がかなり違ってきたことに起因する。今後は新しいシステム構築の機会をねらい,例えば動画像の伝送においても,中央演算処理装置の能力向上,圧縮アルゴリズムの変更等で時間のずれを衛星通信のディレー時間以内にすることが課題となると考えられる。
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