1999 Fiscal Year Annual Research Report
より有効な通時的英語コーパス構築のための基礎的研究
Project/Area Number |
10610470
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
西村 秀夫 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (00164591)
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Keywords | コーパス言語学 / 通時的コーパス / Helsinki Corpus / 言語変異 |
Research Abstract |
本研究課題は、英語史研究により有効な史的コーパスの構築に向けて、Helsinki Corpusの規模、テキストの種類及び選択の基準、ジャンル分け等の再検討をすることを目的とするものである。 1.本年度の研究目標と成果 (1)研究対象の拡大 ・昨年度に引き続き、研究の基礎となる電子化テキストの収集および編集を行い(書簡・法律文書中心)、それらの分析を行った。 ・海外におけるコーパス言語学の研究成果は、単行書よりもむしろ、ワーキングペーパーやプロシーディングズの形で刊行されることが普通である。インターネット等を活用し、当研究課題に深く関わる研究成果の収集に努めた。 (2)新たな課題 ・1999年に公にされたThe New ICAME Corpus Collection on CD-ROMには、Corpus of Early English Correspondence,samplerをはじめ、新たにいくつかの通時的コーパスが収録された。これらについてその特徴を分析することが新たな課題となった。 (3)研究成果公表 ・2000年秋の日本英語学会で行われる通時的コーパスに関するシンポジウムで、司会・講師を務める予定であるので、当研究課題におけるこれまでの研究成果公表の機会とした。
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Research Products
(1 results)