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2000 Fiscal Year Annual Research Report

ガブリエル・ノーデとマザリナード-『マスキュラ』批評版作成のための研究

Research Project

Project/Area Number 10610486
Research InstitutionKYOTO UNIVERSITY

Principal Investigator

広田 昌義  京都大学, 文学研究科, 教授 (40012421)

Keywordsガブリエル・ノーデ / 『マスキュラ』 / マザリナード / フロンドの乱
Research Abstract

1)Gabriel Naude,Jugement de tout ce qui a ete imprime contre le cardinal Mazarin, depuis le sixieme janvier, jusqu'a la declaration du prmier avril mil sixcent quarante neuf.(通称《マスキュラ》)の初版(フランス国立図書館蔵)のマイクロフィッシュをハードコピー化して、同書第二版との照合を行ない、《Mascurat》批評版作成のための、テクスト校訂に着手した。
2)マザラン枢機卿批判文書が一括して《マザリナード》と呼ばれるに至った時期はこれまで明確に決定されていなっかったが、この問題に関して、ポール・スカロンの風刺詩『ラ・マザリナード』が一般に流布した時期を、マザリナード・パンフレットの分析によって確定し、そこから《マザリナード》概念の拡張が行なわれていく経緯を調査した。その結果、1719年にジャック・ルロン神父が刊行した『フランス歴史書誌』の「マザラン枢機卿批判文書の集成」の項目に、《マザリナード》の語が包括的な意味で使用されていることを発見し、現行の《マザリナード》概念が確立されたのがほぼこの時期であるという知見を得た。
3)1649年2月から3月初頭までに刊行されたマザリナード・パンフレットの分析によって、当時一種の出版爆発の状況が生まれていたことを具体的に確認した。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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