2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10650544
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
北脇 秀敏 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (60251344)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
御船 直人 財団法人鉄道総合技術研究所, 技術開発事業本部, 主幹技師
藤野 毅 埼玉大学, 理工学研究科, 助手 (70282431)
押谷 一 酪農学園大学, 環境システム学部, 助教授 (70289825)
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Keywords | 廃棄物 / 広域輸送 / 鉄道 |
Research Abstract |
1.鉄道輸送状況調査 過年度に行った国内・国外の廃棄物の鉄道輸送状況調査を踏まえ、鉄道輸送における技術的・制度的問題点をまとめた。 2.廃棄物輸送の広域化の現状調査と鉄道輸送の潜在受容把握 過年度に行った大阪湾の広域海面処分場の実態調査結果を解析し、大規模処分場が建設された場合の鉄道輸送の可能性を検討した。 3.大規模海面処分場が環境に与える影響の検討 廃棄物によって大規模埋め立てが生じた場合、従来の舗装では微気候が変化し、温暖化がもたらされるが、こうしたブロックや舗装を適用すると自然の土壌と同様な熱環境を維持することや、現在の都市表面が修復された場合のエネルギー効果についても明らかにした。この他、様々な利用法の1つとして家屋の屋根材としての適用場合の効果についても示した。 4.廃棄物の広域輸送の経済学的視点からの検討 これまでの廃棄物処理の基本的な考え方は排出者費用負担の原則を踏まえて、排出域内処理を基本とされてきた。本研究では経済学的な視点から広域処理の問題点を示すとともに、地域計画論の視点から広域輸送方法の選択および処理施設の立地についても基本的な考え方を整理した。 5.わが国の廃棄物鉄道広域輸送のあるべき姿の検討 以上の作業を踏まえ鉄道が健康と環境の保全に果たす役割を整理し、3年間の研究のまとめとして鉄道広域輸送のあるべき姿を検討した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Takatsune Kawahata,Kazuo Yamamoto,Hidetoshi Kitawaki: "A comprehensive planning for municipal solid waste management in Greater Tokyo Area by using GIS-Database"Proceedings of the Asian Pacific Landfill Symposium Fukuoka 2000. 27-34 (2000)
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[Publications] 反町紘透,藤野毅,坪松学: "保水性建材の住宅屋根への適用による屋内外の熱環境緩和効果"環境情報科学. No.14. 255-260 (2000)
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[Publications] 藤野毅,浅枝隆,福田萬大: "保水性舗装による都市の熱環境緩和効果の検討"舗装. Vol.36 No.6(掲載予定). (2000)
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[Publications] T.Fujino,T.Asaeda,Y.Kondo,K.Ohnishi,R.Kumagai: "Characteristics of water sustainable ceramic roof tiles and its effects on the environmental themal condition"Selected papers from the conference ICB-ICUC'99. 59-64 (2000)
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[Publications] 藤野毅,浅枝隆,近藤義正: "廃棄物再生セラミック建材による都市熱環境緩和効果"地球環境シンポジウム講演論文集. 第7回. 101-106 (1999)
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[Publications] 北脇秀敏: "理想とする広域処理"いんだすと. Vol.14 No.6. 2-5 (1999)