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1998 Fiscal Year Annual Research Report

吸入麻酔薬の最小肺胞濃度における神経細胞由来一酸化窒素の役割

Research Project

Project/Area Number 10671398
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

福田 妙子  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (40228911)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斉藤 重行  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (20186935)
Keywords一酸化窒素 / 吸入麻酔薬
Research Abstract

「ハロタン最小肺胞濃度における7-Nitro Indazoleの効果」 (平成10年度分課題)の研究を実施しました。使用ラット数を18から14に変更したこと以外、方法手順は予定どおりに実施できました。
[方法] 8-9週齢の雄のSprague-Dawleyラット14匹を、対照群7匹と7Nitro-Indazole(7-NI)群7匹の2群に分けた。ハロタンの最小肺胞濃度(MAC)をEgerらの方法に基づいて測定した後、対照群には溶剤のピーナッツ油を、7-NI群には7-NI100mg/kgを各々腹腔内投与し、再度ハロタンのMACを測定した。測定後ただちに、ホルマリンで脳および脊髄を固定し、NADPH-diaphorase組織化学染色を施行した。
[結果] 100mg/kgの7-NI投与はハロタンのMACを約50%低下させた。また同時にNADPH-diaphorase染色では大幅な血管周囲の染色低下と青斑核と腰部および胸部脊髄後角で約25%の陽性細胞の低下を認めた。
[まとめ] 7-NIはラットのハロタンのMACを低下させる。低下の機序としては、脳幹部および脊髄後角の神経型一酸化窒素陽性細胞の活動性の低下と脳血流の低下が関与していると推測された。
本実験の内容は第45回日本麻酔学会(平成10年、鹿児島)のポスター・セッションで発表しました。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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