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1998 Fiscal Year Annual Research Report

中枢神経細胞障害とCa^<2+>の動態

Research Project

Project/Area Number 10671744
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

西川 殷維  鹿児島大学, 歯学部, 教授 (10034191)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大西 佳子  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (60185973)
田中 康一  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (30274848)
佐藤 友昭  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (10284887)
Keywords学習能力 / 女性ホルモン / グルタミン酸 / 活性酸素 / バソプレシン代謝断片
Research Abstract

申請者の研究題題でこれまでに得られた結果(中間報告)は以下のとおりである。1 生後20ケ月の雌性ラットの卵巣を摘出すると8方迷路学習能力が低下し、この摘出した動物をカルシウム欠乏食で飼育するとなお一層記憶学習能力が低下し、女性ホルモンであるエストラジオールの適用およびカルシウムの適用により回復することが認められた。2 バソプレシンの生体内代謝断片であるAVP_<4-9>,AVP_<4-8>およびシステイン基をセリン基で置換した新規物質(Pyroglutamyl-Asp-Ser-Pro-Arg-Glycin-amide Acetate)を獲得試行(電気刺激による受動回避学習)60分前に投与した場合、回避学習を促進させた。この回避学習促進効果はprotein kinase C阻害薬(特異的;NPC-15437および非特異的;H-7)の適用により消失した。3 バソプレシンの生体内代謝断片および新規化合物は、シクロヘキシミドを投与して誘発される回避学習を改善した。4 バソプレシンの生体内代謝断片および新規化合物の適用は、グルタミン酸を脳内(大槽内)に投与して誘発される回避学習障害を改善した。5 バソブレシンの生体内代謝断片および新規化合物の適用は、グルタミン酸のイオノトロピック受容体を刺激するNMDAを脳内(大槽内)投与して誘発される回避学習障害を改善した。6 新規化合物の適用は、グルタミン酸のメタボトロビック受容体を刺激するDHPG(dihydroxyphenylglicine)を脳内(大槽内)投与して誘発される回避学習障害を改善した。7 新規化合物の適用は、glucose oxidase(H_2O_2発生酵素試薬)を脳内(大槽内)に投与して誘発される回避学習障害を改善した。8 新規化合物の適用は、6-OH-DOPA(adrenergic fiberの障害)を脳内(大槽内)投与して誘発される回避学習障害を改善した。なお、バソプレシンの生体内代謝断片および新規化合物とCa^<2+>との関連については現在検討中(振とう機およびサーモバケット使用)である。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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