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2000 Fiscal Year Annual Research Report

在宅高齢者の主観的睡眠感と対処行動に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10672205
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

石津 みゑ子  浜松医科大学, 医学部, 教授 (50258985)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 米澤 弘恵  愛知県立看護大学, 看護学部, 助教授 (90258989)
Keywords主観的睡眠感 / 在宅高齢者 / 対処行動
Research Abstract

【研究目的】
在宅高齢者の主観的睡眠感,および主観的睡眠感不良を自覚したときの対処行動を把握し健康生活やQOL向上のための資料とする。
【対象と方法】
静岡県H市中央地区に在住する65歳以上の男女で,平成11年度の対象者のうち調査に協力が得られた123名に訪問面接調査を行った。分析方法はMann Whitney-U検定,Kruskal Wallis検定を行った。
【結果および考察】
1.対象者の年齢は67〜96歳に分布し,平均76.0±6.7歳であった。性別では男性が40人(32.5%),女性は83人(67.5%)であった。家族構成としては,独居17人(13.8%),配偶者のみ30人(24.4%),配偶者と同居家族でも30人(24.4%),配偶者なし同居家族では46人(37.4%)であった。病気のある人が88人(71.5%)にみられたが,健康度自己評価では,「あまり健康ではない」が25人(20.3%)であり,「普通」から「非常に健康」までの人が98人(79.7%)であった。多くの人が何らかの病気を抱えているが自覚的には健康であると感じている人が多いことが分かった。
2.主観的睡眠感は,男性で409〜912点に分布し,平均703.2±130.7点,女性は375〜926点に分布、平均705.5±123.5点であり性による相違がみられなかった。年代別では,65歳代と70歳代,65歳代と75歳代,65歳代と85歳以上との間にそれぞれ5%水準で有意な差が認められ,最も良好な年代が65歳代であり,最も不良な年代は85歳以上であった。年代が高くなるにつれて主観的睡眠感が不良になることが明らかになった。
3.不眠の頻度をみると,「週1-2回以上」の人が21人(17.1%),「月1-2回」の人は39人(31.7%)にみられた。
4.この不眠の頻度の対処行動をみてみると,「眠くなったら眠ればいい」と考えている人が最も多く13人(61.9%)であり,次いで「生活を規則的にした」「入浴後すぐ就寝した」12人(57.1%)で不眠を感じてもすぐ薬や飲酒に頼るといった行動にはつながらないことが示唆された。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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