1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10672244
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Research Institution | Kagawa Medical School |
Principal Investigator |
小野 清美 香川医科大学, 医学部, 教授 (50152525)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳原 敏宏 香川医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (90166546)
飴野 清 香川医科大学, 医学部, 助教授 (50019626)
原 量宏 香川医科大学, 医学部, 助教授 (20010415)
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Keywords | 運転管理 / 妊婦の保健指導 / 母親学級 / 環境問題 / チャイルドシート |
Research Abstract |
平成11年度は平成10年度を基盤に、交通事故と法医学の観点から研究を開始したが、おりしもチャイルドシートの問題が法制化したことで、研究をこれに限局して進めた。本年度は通常の方法を取らず、フィールドワーク的手法で、情報を取り、その後、写真を活用す、絵画の手法にて事象の分析の展開をした。こうした分析展開を行ったので、共同研究者との関係は法医学観点からの知見を得るために警察署との連携や医師会情報のEメールを通して医師側の実態を入手できるような研究協力で進めた。 なぜ表現を研究技法として取り入れたかということであるが、人間は文章や言葉の表現をしないである事象を伝える時に写真や絵画は重要な手段であることに気づいたからである。自然に言葉や文章に変わる表現法として絵画を見つけたが、絵画は見る人によりどのようにでも解釈できる表現のよさがある。しかし、論文の構成を表現するにはあいまいな絵画では無理がある。そこで、現実を直視した写真と絵画を組み合わせれば、考察を導けることに気づいたので本研究の分析を試みた。その結果、自動車と文明社会との問題から、チャイルドシートの廃棄への環境問題が今後の課題であることが分かった。 本技法の実施には、作品の作成には研ぎ澄まされた感覚と感性が要求されるが、豊かさや癒しの環境を看護においても問われるこの時代に、この研究手法もいいのではないかと考えた研究となった。
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Research Products
(2 results)