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1998 Fiscal Year Annual Research Report

科学教育と技術教育のインターフェイス-英米独の比較教育史研究

Research Project

Project/Area Number 10680191
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

丹沢 哲郎  静岡大学, 教育学部, 助教授 (60272142)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤井 浩樹  広島大学, 教育学部, 助手 (30274038)
磯崎 哲夫  広島大学, 教育学部, 助教授 (90243534)
Keywordsアメリカ / イギリス / ドイツ / 科学教育 / 技術教育 / 比較教育史
Research Abstract

本年度の研究目的は,科学教育と技術教育が,アメリカ,イギリス,ドイツのそれぞれの国においていかに制度化されてきたかを,歴史的に展望することにあった.
そこで本年度は,研究代表者と分担者がそれぞれの国について資料収集とその分析を進め,研究会においてその成果を持ち寄る形で情報の共有をはかった.また丹沢はアメリカの理科教育研究者を訪問し,本研究の方向性についてレビューを受け,また貴重な資料の紹介も受けた.
イギリス,ドイツを初めとする西欧諸国においては,分化型の教育制度の影響もあり,技術教育は主に徒弟的な教育機関においてなされてきた.したがって,普通教育を施す教育機関においては特別な技術教育教科は存在せず,科学教育と技術教育間には密接な関連が存在し,その内容を分けて捉えることがほとんど不可能なほどに統合されて教育が行われてきた.
一方アメリカは総合型の教育制度をとっているため,技術教育を担う特別な教育機関が大学前の教育段階にはほとんど存在してこなかった(現在いくつかの州には見られる).したがって,技能的な教科は早い段階から普通教育の中で学ばれることとなり,科学教育と技術教育の間には明確な境界線が存在した.
このような相違点をもとに考察するとき,アメリカにおいては科学・技術教育の関連性はどこにあるのか,またイギリス,ドイツにおいてはいかに両者が関連づけられ,その境界を区別することが可能であるのか等が課題となってきた.本研究では,この点に焦点をあてながら,来年度以降研究を進める.
なお本年度は研究初年度ということもあり,研究成果の公表は行っていないが,来年度以降学会での成果の発表,研究誌への投稿等を行う予定である.

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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