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2000 Fiscal Year Annual Research Report

児童・生徒のシンナー・覚せい剤等薬物乱用防止に関する心理・社会・教育・医学的研究

Research Project

Project/Area Number 10680289
Research InstitutionJ. F. Oberlin University

Principal Investigator

小宮山 要  桜美林大学, 文学部, 教授 (80255249)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 神田 信彦  文教大学, 人間科学部・心理学科, 助教授 (00247181)
高野 陽  東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (60083747)
難波 豊  桜美林大学, 資格・教職センター, 教授 (00221466)
Keywords薬物乱用 / 覚せい剤 / 少年非行 / 健康教育
Research Abstract

警察に補導されたシンナー乱用少年62人と、覚せい剤乱用少年26人を対象に、面接調査法と質問紙調査法によって調査を実施した。主な結果は以下の通りである。
1シンナー乱用少年の背景を見ると、シンナー乱用少年は家庭環境に恵まれず、両親との関係も不良で、学校にも溶け込めていない。そのために、シンナー乱用グループにしか居場所を見いだせずにいる。
2覚せい剤乱用少年は、学校での不適応が強く、友人も少ないために町で知り合った友だちが多く、交友関係が深夜にまで及んでいる。
3シンナーや覚せい剤乱用少年の交友関係は、乱用が進むにつれて、先輩、後輩の関係から暴走族や暴力団関係者、薬物の売人などと顔見知りとなっていくことで、薬物乱用への抵抗感を弱めている。
3少年の一番身近な存在である保護者が、子どものシンナや覚せい剤の乱用を知っていたか否かについては、乱用初期の段階では「知っていた」という者は少なく、気づきにくい様子がうかがえる。周囲から注意を受けていないために、止めようと思うきっかけは「警察に捕まるから」が最も多い。
4少年達はシンナーや覚せい剤に対する正確な危険性や違法性に対する知識に欠けており、認識の甘さが問題である。
6シンナー乱用の進行は、他の薬物へとつながっていく一つの要因になっており、乱用の進んだ者ほど他の薬物に手を出す傾向が強い。その背景として、暴走族や暴力団、暴力団関係者、薬物乱用者、密売者といった人物との交友関係が挙げられる。

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Published: 2002-04-02   Modified: 2016-04-21  

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