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1998 Fiscal Year Annual Research Report

発生分化にかかわる卵糖脂質結合蛋白質・レクチンの探索

Research Project

Project/Area Number 10680563
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

荒木 恵子  新潟大学, 脳研究所, 助手 (70018604)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 阿部 幸子  新潟大学, 脳研究所, 助手 (60018603)
Keywords構造解析 / phosphonoglycosphingolipid / Aplysia kurodai / egg mass / レクチン
Research Abstract

5・6月にかけて、新潟大学臨海実験所(佐渡)で採取した、アメフラシ卵塊(1kg)よりクロロホルム:メタノール:水混液により脂質を抽出し、得られた糖脂質分画よりイヤトロビーズカラムクラマトグラフィーにより卵特異糖脂質Egg Mass Glycolipid II(EGL-II)9mgを得た。
EGL-IIの構造解析について以下の事が明らかになった。
1. アミノ酸アナライザーによるニンヒドリン陽性物質の定性、定量分析結果2-AEPn:g1ucosamineのモル比が3:1である。
2. セラミド部分はパルミチン酸とステアリン酸(脂肪酸として)と、長鎖塩基は主にanteisononadeca-4-sphingenineから成る。
3. 糖組成は、EGL-HとHF分解により2-AEPnを除いたHF-treated EGL-IIのメチルグリコシドの分析結果より、Glc/Gal/3-0-MeGal/GlcNAc(1/5/1/1)の8糖から成り、Glcと2モルのGalに2-AEPnが結合している.FAB-MSのデーターは、この結果を更に確証した。
4. NMR分析の結果β-Glc,β-Gal,α-GlcNAc,α-Galx4のanomeric protonが得られた。
5. 抗EGL-I antiserum(α3-O-MeGalを認識する)によるTLC-immunostainingの結果は3-O-MeGalが非還元末端にあることを示す。
6. HF-treared EGL-IIのメチル化分析の結果、2,3,4,6-Me-Gal,2,3,6-Me-Glc,2,4,6-Me-Gal,4,6-Me-Gal,3,4,6-Me-GlcNAcが得られた。
以上の結果よりEGL-IIは8糖からなるtriphosphonoglycosphingolipidであるが、完全な構造解明には至っていない。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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