1998 Fiscal Year Annual Research Report
壁細胞プロトン・ポタッシウムATPaseのin situハイブリダイゼーション
Project/Area Number |
10770008
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
楊 冬華 鹿児島大学, 医学部, 助手 (80295237)
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Keywords | H^+K^+ATPase / mRNAプローブ / in situ hybridization / 胃底腺 / 壁細胞 |
Research Abstract |
1。 H+K+ATPase mRNAプローブの作製 ラットH+K+ATPaseのcDNA sequence部位を選択し、プライマーとした。次に ラット胃をホモゲナイズしmRNAを採取、精製した。そのmRNAからプライマーを使いcDNAを合成、続いてPCRを行なった。PCRで増やした目的部分のdsDNAをプラスミドに取り込み、大腸菌の中に導入し培養することでプラスミドを増殖させた。 Wizard Plus Miniprepsを使って、プラスミドを精製した。精製したプラスミドをXhoIとBamHI制限酵素により処理し、鋳型DNAとした。それをジゴキシゲニン標識UTP(DIG-UTP)を含んだRNA合成用混合液(ATP,CTP,GTP,UTP+DIG-UTP)からRNAを合成することでプローブを得る事には成功している。 2。 光顕レベルのin situ hybridization H+K+ATPase mRNAプローブを使って成獣ラット胃底腺のH+K+ATPase mRNAの組織内特異的検出を行ないこれに成功している。幼弱ラッドの胃底腺のH+K+ATPase mRNAの発現はもっと弱いと予想されるので、更に条件設定につとめ、良い結果を得るため、いろいろチャレンジしている段階に有る。
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