1998 Fiscal Year Annual Research Report
消化管におけるグリア細胞成長因子の局在と生理的意義
Project/Area Number |
10770237
|
Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
土田 研治 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (60295590)
|
Keywords | Gliu maturation foctor (GMF) / グリア細胞成長因子 / 免疫組織化学染色法 |
Research Abstract |
ヒト標本の採取蓄積と免疫組織化学染色法を用いての蛋白発現を検討 ヒト標本は内視鏡および手術的に摘出された胃,大腸腫瘍を用いた.切除標本を直ちに適当な大きさに切り出した後,4゚Cに冷却した10%中性緩衝ホルマリンとアセトンにて約4日間振とう固定しパラフィン包埋した.得られた標本から連続切片を作成し,免疫組織染色を行った.免疫組織染色はStreptoavidin viotin complex(sABC法)でGMFβとγ抗体,およびコントロールとしてラビット全血清を用い,抗体濃度,反応時間を決定した.現在までのところ,胃および大腸の正常粘膜における各層での染色性の違い,腫瘍部分と正常組織の染色所見の比較,上皮性腫瘍と粘膜下腫瘍の染色所見につき検討している.今後症例を増やしさらに検討を重ねていく予定である.
|