• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1998 Fiscal Year Annual Research Report

インプラント体への高分子電解質錯体の応用

Research Project

Project/Area Number 10771098
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

中根 宏之  昭和大学, 歯学部, 助手 (60286854)

Keywordsインプラント / 高分子電解質錯体 / オッセオインテグレーション / 骨芽細胞 / ハイドロキシアパタイト
Research Abstract

本研究の目的は高分子電解質錯体(PEC)をインプラント体に応用してインプラント体へコーティングして骨結合の促進を図ることにある。
まず生物学的特性の検索として、6種類のポリカチオンと15種類のポリアニオンの組合せ90種類のPECを生成し、それらを骨芽細胞MC3T3-EIを用いて細胞増殖性試験、細胞付着試験、ALP活性試験を行った。その結果3試験のいずれにおいても対照群の非コーティングディッシュと比較して同等かそれに近い値を示したPECは18種類であった。
18種類のPECとチタンおよびハイドロキシアパタイト(HA)とのコーティング可能なものを検索した結果、最も良好な組合せはポリカチオンにS-110、ポリアニオンにS-chitin140の組合せでそれぞれ2×10^<-2>unitmol/l(イオン基濃度)、pH7.2〜7.5で調整したものであった。
インプラントにコーティングした表面構造をSEM像で観察したところ、チタンインプラント表面は線状の溝や隆起が縦横に走行する不均一な凹凸面にPEC膜が張り付き、地図状の膜様構造物として認められた。HAコーティングインプラント表面は類球形あるいは多角形の隆起状構造を呈した面全体にPECの膜様構造物が被覆していた。
インプラント生体内植立実験は雑種成犬を用いて、PEC-コーティングチタンインプラントとPECコーティングHAインプラントとを植立したところである。

URL: 

Published: 1999-12-10   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi