1998 Fiscal Year Annual Research Report
「困難校」生徒の動機づけと自立学習のためのEFL教材開発
Project/Area Number |
10780139
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
塚越 博史 北海道医療大学, 教養部, 講師 (90258814)
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Keywords | 教材開発 / 外国語学習 / EFL / 動機づけ / スローラーナー / 困難校 / 自立学習 |
Research Abstract |
本研究では、筆者のこれまでの研究成果,特に平成8年度から行なっていた「クラス内学力格差に対応する中学教科書補助教材の開発ストラテジー」(平成8年度科学研究費補助金の研究課題)を応用し,困難校の高校生の動機づけと自立学習を促すような高校用教科書補助教材開発を試みている。(平成11年度まで与えられた研究期間のうち平成10年度は、実質3ヵ月という期間しか費やすことができなかったため(本研究課題は追加採択であったので),実績としては多くを産出していないという実情である。)以下の1〜4が今年度実績の概要である。 1.実験協力者への協力依頼。文献・資料の収集とその整理。2.市販の高校1年生用の基礎問題集,高校1年生教科書付属ワークブック,教師自作のプリントのそれぞれに対する個々の生徒の難易度判定と,学習意欲の変化を調べるための調査用紙作成。3.試作タスクに対する個々の生徒の難易度判定と,学習意欲の変化を調べるための調査準備。4.市販の高1用の基礎問題集,高1教科書付属ワークブック,教師自作のプリント,当該研究により試作されたタスク,それぞれに対する個々の生徒の難易度判定と学習意欲の変化を,サンプル問題シートとアンケート用紙にて調査。現場教師から試作タスクに対するフィードバックを受ける(使い易さ,生徒の反応、要望etc.)。 今後,問題シートの採点,難易度と学習意欲に関するデータの集計・分析,現場教師からのフィードバックのまとめを行い,平成11年度2月を目処に試作タスクを完成させる。
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