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1998 Fiscal Year Annual Research Report

家事調停および民事調停過程のコミュニケーション分析

Research Project

Project/Area Number 10831007
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

樫村 志郎  神戸大学, 法学部, 教授 (40114433)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 米田 憲市  神戸大学, 法学部, 講師 (20283856)
山崎 敬一  埼玉大学, 教養学部, 教授 (80191261)
南方 暁  新潟大学, 法学部, 教授 (70125805)
棚瀬 孝雄  京都大学, 法学部, 教授 (80022424)
Keywords調停 / 紛争処理 / 法 / 民事紛争 / コミュニケーション / 会話分析 / エスノメソドロジー / 制度的会話
Research Abstract

1 本年度前半は、研究代表者を中心として、法社会学における裁判外紛争処理研究の達成と将来の課題について研究をおこない、その成果を日本法社会学会編集の論文集『法社会学の新地平』(平成10年秋刊行)に公表することができた。
2 本研究では、調停等の紛争処理コミュニケーションの社会的特質の一つが、コミュニケーションの課題志向性にあると見る。そこでコミュニケーションの課題志向的性格とそれと社会的規範との関係を明らかにするため、すでに社会学的コミュニケーション研究においてある程度の分析がある、マスメディアのコミュニケーションおよびニュースインタビューに関する資料を収集し分析をおこなった。この成果の一部は、平成11年2月に発行された共著書『会話分析への招待』(好井裕明他編)のl章「震災報道の会話分析」として公表することができた。
3 紛争処理の法的コミュニケーションに関しては、「法律相談」の分析をおこない、その成果を電子メールを利用して研究分担者と討議した。弁護士および家事調停に関心をもつ裁判官と面談して意見を交換し、現実の調停に関するフィールドワークの可能性について調査した。
4 以上の研究成果を他の研究者を交えてさらに検討するため、法社会学研究者および社会学的コミュニケーション研究者を加えて、「法的コミュニケーションに関する研究会議」を開催した。研究代表者による「法的コミュニケーション研究のために」との報告と、社会学的コミュニケーションの専門研究者として樫田美雄氏(徳島大学)を招いて「エスノメソドロジー制度研究の前提-相互行為的達成としての制度」との報告をめぐり、10名余りの出席者の間で密度の高い専門的討議をおこなうことができた。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 樫村志郎: "裁判外紛争" 日本法社会学会編 法社会学の新地平 (有斐閣). 85-95 (1998)

  • [Publications] 樫村志郎: "震災報道の会話分析" 好井裕明他編 会話分析への招待 (世界思想社). 148-172 (1999)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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