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1999 Fiscal Year Annual Research Report

大動脈弓部領域病変に対する、経カテーテル的ステントグラフトによる治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 10877202
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

大塚 俊哉  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80262004)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 江連 雅彦  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (20282642)
Keywordsステントグラフト / 超薄型人工血管 / 大動脈弓部
Research Abstract

超薄型のグラフト(ポリエステルのmonofilamentからなる50denirの糸を用い、従来のポリエステル製woven graftの織り方を改良したもの)を用い枝付きの人工血管を作製した。本グラフトにて作製したステントグラフトが、胸部下行大動脈など屈曲のない部分での動脈瘤モデルに対して有効であることは以前に報告している。
作製した人工血管の中枢および末梢側にZステントを固定し枝付きのステントグラフトを作成。このステントグラフトがシース内を挿入、移動可能であることを確認。さらにガイドワイヤーを用いることにより人工血管の枝の部分を目標の分枝に内挿可能であることを確認した。雑種成犬を用い左腸骨動脈、両側頚動脈を露出。ガイドワイヤーをそれぞれに通し、左腸骨動脈から枝付き人工血管を内挿したシースを挿入。透視下に人工血管の先端が上行大動脈に、枝がそれぞれの頚動脈に内挿する位置で人工血管を押し出した。直後の剖検では人工血管の固定位置はほぼ目標の位置に固定されていた。しかし血管内壁への固定は不十分であった。今回試作の人工血管は枝の部分をふくめてもシースに挿入、移動可能で、厚さの点において問題はなかった。しかし、形状はストレートに伸ばされたもので、この点で屈曲部位に適応するには不十分であった。蛇腹をつけるなどの改良が今後の課題である。
また、ステントについては、ステンレス線を用いて新しい形状のものを現在作製、改良中である。また他の素材を用いてのステントの作製も検討中である。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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