1998 Fiscal Year Annual Research Report
インターネット上で漢字を利用するための漢字管理機構の制定
Project/Area Number |
10891008
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
勝村 哲也 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50066411)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桶谷 猪久夫 大阪国際女子大学, 人間科学部, 教授 (90169269)
柴山 守 大阪市立大学, 学術情報総合センター, 教授 (10162645)
安岡 孝一 京都大学, 大型計算機センター, 助教授 (20230211)
ミュラー チャールス 東洋学園大学, 人文学部, 教授 (60265527)
高田 時雄 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60150249)
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Keywords | 京都大学人文科学研究所 / 電子漢字 / ソウル大学 / T3ケーブルコネクション / カリフォルニア大学バークレイ校 / 台湾中央研究院 / PNC(太平洋近隣協会) / 文部省学術情報センター |
Research Abstract |
漢字に関するあらゆる情報及び漢字を用いて表現される研究情報、とりわけ東アジア研究情報を大学間で、共有するための機構に関する企画調査を研究の対象とする。この機構を漢字管理機構と呼びインターネットによる研究プラザ(広場のような巨大な作業空間)上で、内外の研究者がいつでもどこからでも情報資源を共同構築し、共用利用できる国際的な機構をめざしている。本研究では、この漢字管理機構を、国内では文部省学術情報センター、国際的にはPNC(太平洋近隣協会)等と協同して設立する方策を検討した。京都大学人文科学研究所とカリフォルニア大学バークレイ校、台湾中央研究院、ソウル大学等とのT3ケーブルコネクションの可能性を3度にわたる国際研究集会の開催等を通じて検討した。 それは、インターネットとくにWWWの利用が日常化するに伴って、日々に生産される研究・教育情報の流通・分配・交換をリアルタイムで行なえる場が必要になってきているからである。ところが、東アジア研究では、インターネットとくにWWWで使用する漢字に種々の困難があった。その困難を京都大学人文科学研究所より公開している電子漢字(ekanji)が、かなりの程度解消する可能性をもっていると国際的に認知されたので、漢字管理機構の制定を具体的な日程に上せて企画立案することができるようになった。 以下に、国際研究集会のうち、1998年11月13日京都大学人文科学研究所開催分の簡報を記す。 (1)カリフォルニア大学バークレイ校ルイス・ランカスター報告、「PNCの歴史と将来の目標」。(2)中央研究院謝清俊報告、「人文・自然科学における研究資料の広範なデジタル化に関する新しいプロジェクト」。(3)中華仏学院クリスチャン・ウィッテアン報告、「電子仏典の開発」。(4)ソウル大学宋基中報告、「韓国のデジタル化プロジェクト」。(5)ハウエイ・ラン報告、「カリフォルニア地区のディジタル化構想」。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 勝村 哲也: "ekanji 65000字公開利用の現状" 『人文社会情報とマルチメディア』全国文献情報センター人文社会科学学術情報セミナーシリーズ. No.8. 53-127 (1998)
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[Publications] 柴山 守: "古文書画像の入力と文字抽出" 人文学と情報. 14. 14-21 (1998)
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[Publications] 桶谷 猪久夫: "インターネットを利用した琉球関係文献の検索システム" 大阪国際女子大学紀要. 24・1. 105-124 (1998)
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[Publications] 桶谷 猪久夫: "WWWによる文書検索システムの設計と構築" 大阪国際女子大学紀要. 23・1. 83-97 (1998)
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[Publications] 勝村 哲也: "『電脳中国学』付録CD-ROM(ekanji)" 好文出版、漢字文献情報処理研究会編, (1998)