2010 Fiscal Year Annual Research Report
アジアとヨーロッパの国家間和解を比較研究し地域統合と二国間和解の相関性を検証する
Project/Area Number |
10F00789
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
武内 和彦 東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 副機構長
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HEO Seung hoon 東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 外国人特別研究員
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Keywords | 敵対関係にある国家間の和解 / 普遍的兄弟愛 / 文化、宗教、民族的多様性 / 国民アイデンティティ / 国際研究者交流 / 国際情報交換 / 韓国 |
Research Abstract |
2010年度の主な3つの研究活動 1、講義 東京大学及び大韓民国國會政治学校にて講義を行った。東京大学の招待により学部生を対象として「国家間の和解の文化に与えるメディアと政治家の影響力」についての一連の講義を行った。(2010年~2011年秋季コース)また、韓国国会の招待により韓国の国会議員、政府関係者、また一般市民を対象とした「政治的なパラダイムと普遍的兄弟愛」をテーマとした講演を秋季(2010年10月26日~11月2日)に大韓民国國會政治学校にて行った。 2、セミナーへの参加 韓国の国民議会の招聘により、2010年11月に「政治における新しいパラダイム-普遍的な兄弟愛 理想郷か現実か?」のセミナーに参加した。2011年3月に予定していた中国・南京での会議がキャンセルとなったため、2010年12月に早稲田大学で開催された「敵対関係にある国家間の和解」というテーマの一連の会議に参加した。 3、出版物とインタービュー 2010年度の主な研究活動は自身の研究分野である「国際和解」についての論文の執筆であった。政治学の分野で著名なPalgrave出版社との契約の下、「Reconciling Enemy States : Asia and Europe in Comparative Perspective」(敵対国との和解:アジアとヨーロッパの比較的見地)を2011年に発表予定である。また、何名かの韓国政治家(Won hee-ryong、Kim seonggon、Ahn Myung-ok、Son Jeong-ook、Park Sangdon)と行った5回のインタビューを元に雑誌論文を発行。また、2つの雑誌論文「Facing cultural,ethnic,and religious diversity」(文化、民族、宗教の多様性に直面して)、「After 9.11 Terror and 3.11 Earthquake : Embracing the others」(9.11テロの恐怖と3.11の地震後:他者を受け入れる)が次年度(2011年6月)に発行予定である。
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Research Products
(6 results)