2010 Fiscal Year Annual Research Report
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10J09802
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| Research Institution | Ritsumeikan University |
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Principal Investigator |
吉田 武弘 立命館大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)
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| Keywords | 両院関係史 / 二院制度 / 貴族院 / 衆議院 / 院内会派 / 公正会 / 第二次護憲運動 / 帝国議会 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は貴族院の院内会派およびそれられと政党勢力との関係性などを多角的に検討することにより、貴族院の全貌のみならず帝国議会における両院制の在り方を解明することにある。
こうした目標のもと22年度は従前からの成果もふまえて、明治期から大正末期にいたる時期の両院関係を検討した論稿「第二院の誕生-明治憲法下における両院関係の展開」(『立命館史学』。下記業績参照。)を発表した。これは単なる貴族院史、あるいは衆議院史にとどまらない「両院関係史」を提示できた点で本研究の通過点として意義をもつ。また、同じ「両院関係歴史」の視座から、貴族院、あるいは両院関係の重要な転換点である第二次護憲運動について検討する報告を立命館史学会大会においておこない好評を得た(「第二次護憲運動再考」。下記業績参照。)。
また同時に従来ほとんど研究のない院内会派公正について個別研究をすすめ、「坂谷芳郎関係文書」などの公正会会員の史料、また公正会に関する情報も豊富な「倉富勇三郎日記」などの史料、また新聞雑誌史料についてもできる限り網羅的に利用することで成果をあげている。これについては近く研究論文として発表する予定である。
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Research Products
(2 results)
