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1999 Fiscal Year Annual Research Report

分子シャペロン-カルメジンの機能解析

Research Project

Project/Area Number 11153212
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

西宗 義武  大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (80029793)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 宏光  大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (10263310)
野崎 正美  大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (30189394)
岡部 勝  大阪大学, 遺伝情報実験施設, 教授 (30089875)
伊川 正人  大阪大学, 遺伝情報実験施設, 助手 (20304066)
蓬田 健太郎  大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (90283803)
Keywords分子シャペロン / カルメジン / カルネキシン / 精巣 / 精子形成 / ノックアウトマウス / 受精障害 / 不妊
Research Abstract

カルメジンは、分子シャペロンカルネキシンと高い相同性を持ち、精細胞の分化段階特異的に発現する分子シャペロンとして同定された。そして、そのノックアウトマウスの解析から精子の受精能に関わる蛋白質のシャペロンとして機能していることが類推されている。さらに、ノックアウトマウスの精子受精能の検討から、その標的蛋白質は卵子結合能に関わるものと卵子への遊走能に関わるものとが含まれることが示唆された。このため、卵子結合能に関わる分子の検索として、精巣においてカルメジンの発現時期に一致して発現する遺伝子産物の解析を進めている。現在までに、いくつかの候補蛋白質の同定を試みており、カルネキシンとカルメジンの基質特異性についての検討を進めている。
一方、遊走能に関わる分子の検索のため、嗅覚系と精子との共通性に着目して解析を進めた。この結果、嗅覚系でも嗅覚ニューロン特異的にカルメジンが発現していることを見出され、嗅覚受容体系の遺伝子が精巣及び嗅覚系でその標的遺伝子の候補となることが示唆された。嗅覚ニューロンでは、その蛋白質の分布からニューロンの投射あるいは、上位ニューロンとのシグナル伝達に関する蛋白質との関連性が予想される。一方、ノックアウトマウスの精子では嗅覚受容体の発現が認められず、精巣では精子への嗅覚受容体の発現自体に関わっていることが示唆された。現在、カルネキシンとカルメジンについて、嗅覚受容体との相互作用について検討している。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 野崎正美: "精子形成に対する分子生物的アプローチ"Pharma Medica. 18. 13-18 (2000)

  • [Publications] Masaru Okabe: "The Male Gamete : From Basic Science to Clinical Applications Chapter 6 The Putative Chaperone Calmegin and Sperm Fertility"Claude Gagnon. 9 (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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