1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11177101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鶴尾 隆 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (00012667)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 祐輔 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70217909)
高井 義美 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60093514)
笹月 健彦 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (50014121)
谷口 維紹 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50133616)
田島 和雄 愛知県がんセンター, 研究所, 部長(研究職) (30150212)
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Keywords | がん / がんゲノム / 遺伝子操作動物 / 分子標的治療 |
Research Abstract |
特定領域研究がんでは、「発がんと発がん防御の基礎的研究」「がんの生物学的特性に関する研究」「がんの診断と治療」「がんの疫学」「がんの戦略的先端研究」の5つの領域を設定し研究を重点的に推進する。そしてこれら全体の研究を有機的に組織化し推進する為に「がん研究の総合的推進に関する研究(総合がん)」がある。今年度は総括班会議を3回開催し、総合がんの目的、位置づけ、他の5領域との関係等について明確にした。特に、総合がんは、「特定領域がん」全体の有効な運営を行うことを使命とし、特定領域研究がん全体の企画・調整・推進、国際研究交流、研究者の育成及び社会への情報開示を行うこと、全体のための研究支援体制を構築し運営すること、近年国際的に急速な進展を見せているがんゲノム研究、遺伝子操作動物研究、分子標的治療研究、分子疫学コホート研究などの新しい視点に立った有用な研究を推進し支援すること、特に将来的必要性の視点に立って、がんゲノム研究、遺伝子操作動物研究及び分子標的治療研究を重点的に推進し、将来のがん研究全体に役立てること、などの活動を行うことが確認された。こうした活動を効率的、効果的に行うための研究支援委員会、研究推進委員会、評価委員会等の各委員会の組織化を完了し、各委員会の目的、位置づけ、内容を明確にした。また、宮園総括班員を公報担当としホームページを作成することとした。更に、来年度以後の研究を迅速に開始するために、微量タンパク質分析装置、細胞自動分析装置、蛍光微分干渉顕微鏡システム、DNA増幅装置、超低温フリーザー、核酸自動分離装置等を各委員会で購入し、研究体制を整えた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Dan, S.: "Activation of c-Abl tyrosine kinase requires caspase activation and is not involved in JNK/SAPK activation during apoptosis of human monocytic leukemia U937 cells"Oncogene. 18. 1277-1283 (1999)
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[Publications] Mashima, T.: "Caspase-mediated cleavage of tytoskeletal actin plays a positive role in the process of morphological apoptosis"Oncogene. 18. 2423-2430 (1999)
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[Publications] Ogiso, Y.: "Glucose starvation and hypoxia induce nuclear accumulation of proteasome in cancer cells"Biochem. Biophys. Res. Commum.. 259. 448-452 (1999)
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[Publications] Hirotani, M.: "NH_2-terminal BH4 domain of Bcl-2 is functional for heterodimenrization with bax and inhibition of apoptosis"J. Biol. Chem.. 274. 20415-20420 (1999)
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[Publications] Naasani, I.: "FJ5002: A potent telomerase inhibitor identified by exploiting the disease-oriented screening program with COMPARE analysis"Cancer Res.. 59. 4004-4011 (1999)
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[Publications] Yamori, T.: "Potent antitumor activity of MS-247, a novel DNA minor groove binder, evaluated by an in vitro and ino vivo human cancer cell line panel"Cancer Res.. 59. 4042-4049 (1999)